Method
彫金/Metal Carving
鏨(タガネ)・豆鎚と呼ばれる道具を使い、銅器などの表面に彫りや象嵌などで
細工する彫金と呼ばれる技法は、高岡の歴史においては鋳物の技術と共に、
旧加賀二代藩主 前田 利長の高岡城への入城(慶長14年・1609年)の際、
刀剣装飾具を作らせたことから始まります。
やがて明治期以降の高岡では、
輸出を目的とし極めて手の込んだ彫金技法を施した
花器や香炉などが作られ、ウィーン万博~パリ万博への出展後、
海外にて美術品としての高い評価を得ました。
その頃に培われた技術や意匠表現は、現在でも高岡の地に継承されています。